肝機能を改善できる食べ物とは@肝臓タラブルにおすすめの食材

肝機能 食べ物

肝機能における血液検査の数値の見方について

 

肝臓は機能が弱っていても自覚症状があまりない臓器。定期的に検査をして数値を把握しておきましょう。その際に注意しておきたい肝機能における数値についてご説明します。

 

●ALT(GPT)
アラニントランスアミナーゼの略で肝臓だけにある酵素のことです。肝細胞が疾患などで破壊されるとALTは血液の中に出ていくので、この数値が高いと肝細胞に障害があるということ。30IU/L以下であれば問題ないでしょう。

 

●AST(GOT)
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼの略で肝臓以外にも心筋、骨格筋の細胞などにも含まれています。こちらも30IU/L以下であれば問題ありませんが、高い場合でも心疾患や筋疾患などのケースもあります。ALT、ASTどちらも50IU/L以上だと脂肪肝などが疑われます。そして100IU/L以上になると肝硬変やウィルス性肝炎などの場合も。ASTだけが高い場合は肝臓以外の疾患が考えられます。

 

●ガンマGTP
ガンマグルタミルトランスペプチダーゼの略で肝臓の解毒作用に関係する酵素です。特にアルコールによる脂肪肝や肝炎などで数値が高くなります。50IU/L以下が基準値で100IU/Lを超えると脂肪肝、200以上IU/Lとなるとアルコール性肝炎や肝硬変などの疑いもあります。お酒を飲まない人でも高くなることもあるので注意が必要です。

 

この3つが代表的な肝臓に関する数値になります。吐き気や食欲不振などの症状が続いたり、手のひらなどが黄色くなった時には肝機能に障害が起きているサイン。すぐに診察を受けるようにしてください。

 

肝機能の低下による蕁麻疹について

 

蕁麻疹やかゆみなどが長引いている時は肝機能が低下しているのかもしれません。肝機能の低下が進むと血管腫という腫れが出てくることもあります。肝機能が低下して蕁麻疹が出るのは、血液の中のビルビン値が高くなることで、肝臓の自覚症状の湿疹やかゆみといった症状が現れるものです。そして肝硬変が進行すると血管腫の斑点などが出るようになります。この血管腫は肝臓が悪化しないと出ないものなので、気になる症状があればすぐに病院で診てもらいましょう。肝臓病の症状には次のようなものがあります。

 

・微熱・倦怠感・食欲不振・お酒がおいしくない・湿疹やかゆみがある・手のひらが赤い・黄疸・出血しやすくなる・白い便が出る・尿が褐色

 

このような症状は肝臓の病気の可能性があります。肝機能を改善させる方法をいくつかご紹介しましょう。

 

●食生活
規則正しく3食きちんと食べるようにしましょう。食べ過ぎは栄養の処理をする肝臓に負担をかけることになります。毎食腹八分を心がけましょう。

 

●アルコール
休肝日を作り、枝豆や豆腐といった高たんぱくで低カロリーなおつまみを摂りましょう。ゴマにも肝臓をサポートする効果があります。

 

●適度な運動
適度な運動で肝臓の働きを良くしましょう。筋肉をつけることも肝機能にとっては大事なことです。

 

●睡眠
肝臓を休めるためにも睡眠はとても重要。しっかり睡眠をとりましょう。肝臓はいろいろな役割を担っている重要な臓器。肝臓に無理をかけ過ぎていると蕁麻疹などが出ることもあります。負担をかけ過ぎないように普段から労わってあげましょう。

 

肝機能の働きを良くするための方法について

 

肝臓がダメージを受けて働きが鈍くなると、体には様々な影響が出るようになります。代謝や解毒、それに胆汁の生成などは肝臓の役目ですが、これらがおろそかになり、さらには肝臓病などを招くこともあります。肝臓の働きを良くするためには、まずは生活習慣を見直しましょう。しっかりと睡眠をとり決まった時間に食事を摂ることが肝臓に負担をかけない方法です。そして適度な運動も習慣にしましょう。ぬるめのお風呂にゆっくりつかって体を温めることも肝機能を向上させる方法のひとつです。

 

次に栄養素についてでです。

 

●タンパク質
タンパク質は重要な栄養素で十分に摂らなければなりませんが、摂り過ぎにも注意が必要な栄養素。必要量は計算で出すことが出来ます。
標準体重(kg)(身長(m)×身長(m)×22)×1.1−1.2(g)
出来るだけ体のタンパク質に近い良質なタンパク質を摂るようにしてください。動物性タンパク質であれば肉や魚、卵や乳製品などです。植物性タンパク質は大豆製品や小麦粉などの穀類です。

 

●ビタミン
脂溶性ビタミンの貯蔵庫ともいわれる肝臓、しっかりとビタミンも摂りましょう。ビタミンAであればにんじん、鶏レバーなど。ビタミンCならブロッコーリーやピーマン、キウイなど。ビタミンBは種類がいろいろありますが、大豆製品や青魚、貝類、緑黄色野菜やくだものなどです。

 

●脂質
脂質はなくてはならない栄養素ですが、摂り過ぎには注意が必要。目安としては1日に大さじ1杯くらいです。

 

●塩分
目安としては女性で7,5g以下、男性なら9g以下です。血圧の高い人などはもう少し減らした方が良いでしょう。塩分の摂り過ぎも良くありません。適量を守るようにしてください。

 

●鉄分
鉄分も体に必要な栄養素ですが、摂り過ぎると肝臓に負担をかけてしまいます。女性なら6.5mg、男性で7.5mgくらいと言われていて、70歳を過ぎたらもう少し減らしましょう。

 

生活習慣の見直しや必要な栄養素を摂り入れることで肝機能の改善につながります。参考にしてください。

 

肝機能を悪化させる要因について

 

肝臓は代謝をスムーズにし、解毒をして老廃物を排出させるなどの役割があります。肝機能が悪くなると代謝や解毒がうまくいかなくなり、体にも悪影響を及ぼすことに。肝機能は何が原因で低下するのでしょうか。

 

●アルコールの影響
アルコールは肝臓で解毒されます。肝臓を休ませるためにもお酒を控えたり、休肝日を設けるなどしましょう。

 

●暴飲暴食
体内に摂りこんだ脂肪分はエネルギーが消費されないと肝臓に蓄積されます。その脂肪はやがては脂肪肝となり、肝機能を低下させてしまいます。

 

●偏食
ファストフードやコンビニなどのお弁当ばかりだと栄養が偏りがちに。またこういったものはカロリーが高いものが多いので、脂肪を肝臓に溜めることにつながります。そしてお弁当などに含まれる食品添加物や防腐剤といったものも、肝臓で解毒するので負担がかかることになります。

 

●喫煙
タバコに含まれるニコチンやタールなどは煙を吸うことで血液に入ってきます。こういったものを解毒するのも肝臓、余計な負担をかけてしまうことになります。

 

●ストレス
ストレスは自律神経を狂わせ、活発な交感神経を優位にさせる作用があるので、肝臓をコントロールしている副交感神経が正常に働かなくなります。またストレスは血管を収縮させるので血圧も上昇、肝臓に負担をかけることになります。

 

●過度なダイエット
ダイエットによって避けられがちな肉や魚のタンパク質は、肝臓で脂肪と結びついてエネルギーを作り出します。たんぱく質の不足は、脂肪だけを肝臓に蓄積させるので脂肪肝になる原因にも。リバウンドの繰り返しも脂肪肝を悪化させるので、ダイエット中でもバランスの良い食事に気を付けましょう。

 

●便秘
便秘になると腸内に有害物質が溜まり、腐敗すると有毒なガスを発生させます。このガスは肝臓にも運ばれるので、肝臓に負担をかけることになります。このように知らないうちに肝臓に負担をかけていることは数多くあります。肝臓に負担をかけない生活を心がけるようにしましょう。

 

肝機能を良くする食べ物とは

 

肝機能の低下は体にも様々な悪影響を与え、肝臓の病気の原因になることもあります。肝機能の回復には食事による方法もあり、肝臓に効果的な栄養素を食事で補うことが出来ます。そんな肝臓に良いとされる食べ物とはどのようなものでしょうか。

 

●抗酸化作用
体をサビつかせる原因のひとつ活性酸素は肝細胞を攻撃します。抗酸化作用のある食品を摂ることで活性酸素を減らし、肝臓の負担を和らげることが出来ます。抗酸化作用のある代表的な食べ物には柑橘類などの果物、ホウレン草やカボチャなどの緑黄色野菜、大豆製品、アーモンドなどがあります。

 

●オルニチン
オルニチンを含む代表的なものがしじみ。肝臓にいいものの代名詞にもなっていますね。このオルニチンはたんぱく質の一種で、エネルギー生成の邪魔をするアンモニアの分解に役立ちます。

 

●タウリン
胆汁酸の分泌を促しコレステロールを下げる効果があります。そして酵素の働きもサポートするのでアルコールの分解を早くしたり、中性脂肪を排出する効果も。タウリンを多く含む代表が牡蠣ですが、他にもタコ、イカなどにも含まれています。

 

●オメガ3脂肪酸
青魚や緑黄色野菜。豆類などに含まれていて肝臓の病気の予防効果があると言われています。

 

●牛乳
牛乳に含まれる動物性たんぱく質は肝臓の修復や再生をサポートするもの。特に二日酔いの時にはホットミルクを飲むと症状を早く回復させると言われています。

 

このように肝臓に良いとされる栄養素を摂り入れながら、肝臓にかける負担も抑えるようにしましょう。暴飲暴食、脂っこいもの、偏った食事などを見直し、ヘルシーでバランスの良い食事を摂るように心掛けてください。食事でのサポートが難しい時は、手軽なサプリメントもおすすめです。肝機能を向上させる栄養素をしっかり補ってください。

 

数値で肝機能が正常か知る

 

健康診断を定期的に受けているという人はもちろん肝臓の状態も検査しているはずです。お酒が好きで毎日飲むという方などはやはり肝臓の状態が気になると思いますが、実際に結果を見て疑問に思ったことはないでしょうか。

 

医師からは問題ないといわれても、きちんと自分でも理解したいと思う方もいらっしゃるでしょう。そういった方にγ−GTP、GOT、GPTについてご説明します

 

・γ−GTP
正式にはガンマグルタミルトランスペプチダーゼという名称であり、これは肝臓の解毒の働きに関係する酵素の一種です。γ−GTPは肝臓や腎臓に含まれており、もしアルコール性脂肪肝炎になっていたら血液中に流れ出します。ですので数値が高ければ高いほど状態が悪いと思っていていいでしょう。平均的な基準値としては50IU/L単位以下ですので、これを上回っている場合はアルコール性脂肪肝炎、慢性肝炎、薬剤性肝炎などを疑ってください。

 

・GOT
GOTもしくはASTと記載する病院もありますが、これはアミノ酸を作り出す酵素の一種のことです。これは肝臓だけではなく心臓や腎臓、さらには筋肉中にも含まれており、各箇所の細胞が破壊されると修復するためにGOT値が上がります。例として心筋梗塞で心臓の筋肉が一部壊死した場合、GOT値は一気に上昇します。GOT基準値は40IU/L単位以下となっていますので大きく上回る場合はどこかの細胞が破壊されていることになります。

 

・GPT
ALTと呼ばれる病院もあり、GOTとほとんど同じ酵素の一種です。GOTとの違いはGPTはより多く肝臓に含まれているということになります。つまり、GPTの数値が高い場合は肝臓の細胞が破壊されているということになります。つまり、なんらかの肝機能障害が起こっている可能性が高いでしょう。GPT基準値は40IU/L単位以下となっていますので大きく上回る場合は肝臓に問題があるということになります。